理財デフォルト

金融商品による債務不履行のことをデフォルトと言い、と中国における金融商品である理財商品が債務不履行になる状態のことを理財デフォルトと呼んでいます。

デフォルトとは、国や公共機関、団体などが資金の融資を受ける際に発行される債券が、その発行者の経営破綻などが原因になり、支払われるべき利払いや、払い戻されるべき元本の払い戻しが停止されるなどし、その返済が滞ることを言います。
企業などの社債は企業の経営が破綻する事によって発生しますが、稀に国家が経営破綻を起こすこともあり、こうした場合には世界的な大きな金融危機を呼び込む事になります。

こうしたデフォルトが発生すると、債権者は得られる利息が得られなくなるばかりか、融資していた資金である元本が回収できなくなるために深刻な状態に陥り、また連鎖的に他の債券に伝播していく可能性もあり、市場を大きく揺るがす事になります。
特に大型の債務の場合には、その調達される資金も大きいために、利払いお延期や債務の削減交渉などが行われることがほとんどですが、こうした場合には、債権者である投資家や金融機関に大きな損失を出す事になります。

中国の理財商品は、利回りの高い資産運用商品であり、近年その取引残高が急速に増えているものになります。
特に2015年には中国本土の株式市場が急落したこともあり、この株式市場から資金を引き上げて、利回りの良い理財商品に変えていくという動きが盛んになり、大きくその取引を伸ばしました。

また、こうした社債券などの理財商品は短期で利回りが小さく、比較的に安全なものが多いが、そうしたものを購入し、それに対して一定期間後に一定の価格で買い戻したり売り戻すことを取引することで利益を上げていく現先取引を繰り返していくことで、社債券の価値を上げていくという行為も行われており、こうしたことで短期間で大きな利益を得るなどの行為も行われているのです。

もちろん、こうした取引を行えば大きな利益が得られる分、社債の市場が下降するような場合には元本割れを起こすなどのリスクも高くなってします。

これに対して中国の社債の市場では、社債のデフォルトが増え始めており、これが国が発行する国際の市場にも影響を与え始めており、こうした企業の倒産が増え続ければ、社債のデフォルトも増加する事になります。

これをきっかけとして社債、国債の市場の急落につながった場合には、多くの理財商品が想定していた利回りを達成することができなくなる可能性があり、不安の広がった理財商品の残高が下がり、社債や国債が売られる事に金利が上がり、これによって株式市場が急落する可能性があるのです。