理財局

理財は今の日本ではあまり使われない言葉になりましたが、お金や財産を活用するという意味になり、例えば家計でのやりくりをしたり、投資や資産運用を行ったりといったことが、理財という言葉に意味になります。

また、中国ではこの理財は、金融や資産運用という意味で使われており、例えば理財サービスと言えばそのまま金融サービスという事になるのです。

日本で現在でもつかわれる理財では、日本の政府の官庁である財務省の理財局、そして財務省の地方支分局である財務局の理財課というものがあります。

理財局とは、国の保有する財産や、国の借金である国債の管理を行ったりすることを主な業務としている機関になり、財務局の理財部では健全な財政の確保を行うために、予算が執行されているかの調査や、台風や地震などの自然災害で、道路や河川などの公共施設が被災した場合への災害復旧事業費のための災害査定の立ち合いなどを行っています。

理財局は財務省に5つある主計局、主税局、関税局、国際局、理財局のうちの一つになり、こうした中でも特に官と民の接点になっている局であるとされています。
これは理財局の業務内容と大きく関わっており、理財局では国債を売って市場から資金を得たり、また、国有の財産などを民間に払い下げたり貸与したりすることで資金を調達することをその業務の内容としているからになります。

このほかの理財局の業務で重要なことは、国の財産の管理を行っているという事で、国の財政での資金やものの出入りなどはもちろんの事、長期的な観点から資産や借金の管理を行い、それに責任を持つ事になります。
国や地方団体における収入と支出である歳入や歳出は、一会計年度の動きになりますが、借金や資産は、返済をしたり売却をしたするまでは残るために、これを記録し管理しているのです。

現在、日本では予算の編成を行う場合でも国債の収入に頼る割合が大きくなっているために、国の政権にとっても、国債の管理と発行については重要視して考えなくてはならない項目ですので、理財局の業務は国の運営に非常に高い重要度を持っているのです。

理財という言葉は現在の日本ではほとんど使われていませんので、なじみのない難しい言葉のように思われますが、財産などを有効的に活用していくという意味を持っています。

理財局で行われている業務は、私たち国民の生活や社会運営の全体を安定して保つために、国の運営に欠かすことのできない資金の調達、財産の運用や処分、またそれら全体の管理などを行っている、重要な業務を担っているのです。