理財商品

理財商品とは、中国における金融商品の事を指し、個人の投資家向けに販売されて資産の運用などに用いられているものになります。

中国では、こうした金融商品は銀行の定期預金の金利よりも高い利率を持っているために人気が高く、大きな資金が投資されて運用されています。
また、こうして投資された資金は、不動産会社や建築会社、石炭会社などに融資が行われる形をとります。

こうした理財商品では、これを購入し投資を行う個人投資家に対しての問題点もあり、通常は信託会社などがその設定を行い、債権や貸出債権を小口にして銀行などがこれを販売する形をとっていることも多く、こうしたことから、個人投資家たちがそのリスクを充分に把握することができず、投資した資金が戻ってくる元本保証がなされている金融商品であると勘違いをしてしまい、購入をしている人たちも多くいるのです。

中国でこのような理財商品が出始めた理由は、中国経済の急激な発展が背景にあります。
2000年代から中国は目覚ましい発展を遂げており、その成長に伴って建設や設備などの業界を中心に社会全体が巨額の資金を必要としました。
しかし、銀行がそのすべての融資に応じることができなかったり、また融資を拒んだりしたことなどにより、事業資金などの融資を受けたい企業などが、迂回融資のために理財商品に向かい、民間の資金が大量に流れ込んだのです。

これがいわゆる中国のシャドーバンキングであり、貸し渋りや対応能力の乏しさなどから銀行への融資を頼らず、投資家から賄われる潤沢な融資資金と、融資へに対してのゆるい規制などによって多くの企業がここから融資を受け、また地方政府が行う不動産開発やインフラ整備などの投資計画などにも流れ込むなどし、複雑化した状態であることから、万が一の際の損失リスクを誰がどのように負うのかという事もあいまいになっているのです。

このシャドーバンキングのなどによって、中国の経済成長が後ろ支えされ成長発展をしましたが、その後に景気が減退したり、潤沢な資金が得られることから無計画な経営計画などが増えるようになり、企業などが経営破たんするような事態が起こり始めました。
この事により、理財商品も債務不履行であるデフォルトが相次ぐようになり、中国の金融市場が不安定になっていくようになり、信用リスクが広がっていきました。

中国のこうした金融不安は、世界的から新たな経済リスクとして注目を集めており、理財商品の残高が非常に巨大であるために、返済が行われるかどうかわからないため、この破たんをきっかけにして中国の経済そのものが破たんするのではないかと警戒が強まっているのです。